新NISAは最速５年で、新NISAの最大の枠である１８００万円の”枠”をつくることができます。この金額１８００万円は無期限（自分が生きている限り）で非課税の枠になります（簿価残高方式ですが、それはまた後で説明しましょう）。
シンプルな例では、毎年最大投資額（上限）３６０万を新NISAに投資し５年たてば人生で利用できる非課税枠１８００万円をつくれる、ということになります。
そして当初投資した金額（買い入れた金額）の１８００万円から生じるキャピタルゲインやインカムゲイン（運用益を、値上がりによるキャピタルゲインや、配当金や分配金によって入金するインカムゲイン　に分けて考えます）は、それを非課税口座を開設する金融商品取引業者等を経由して交付される利益として確定させる場合は非課税となります。この非課税、というのはとても重要で、もし、新NISA枠の外でキャピタルゲインやインカムゲインを利益確定させた場合は（例えば投資した企業から直接益金を取得した場合）、国税と住民税で合わせて約20％を税金として納付しなくてはならないのですから、物凄くお得なわけです。

まだ先のことですが、1800万円の枠が出来上がったとして、毎年５％の運用益がある場合にどれくらいお得なのかを計算してみましょう。

（新NISA枠の運用益のケース）1800万円 x ５％　＝　90万円　運用益　
新NISA枠であれば90万そのまま自分の手取収入となり税金は支払う必要なし。

（新NISA枠以外の運用益のケース）1800万円 x 5%=90万円 運用益税前
この金額から20％の税金を納付し、90万円 x 20% = 18万円　納付すべき税額
90万円-18万円＝72万円　運用益（税引後）

税金分18万円がお得であって、これは単純に18万を12か月の12で割ると、
月1万5千円もお得になっているということになります。